令和6年度以降入学生対象

学習目標・教育目標
共通教育科目の履修例

共通教育科目として修得しなければならない単位数

教育学部(計26単位)

入門科目 大学教育入門セミナー(必修) ・1年次前期に開講 2 2
基礎教育科目 外国語科目   英語Ⅰ~Ⅳ(必修)各科目1単位 ※1 ・1年次前期(英語Ⅰ,Ⅱ)・後期(英語Ⅲ,Ⅳ)開講 4 8
保健体育科目 スポーツ健康科学(必修)1科目2単位 ・1年次前期に開講
・第1回目の授業でオリエンテーションがありクラス分けを行う。
2

情報処理基礎科目       

数理・データサイエンス入門(必修) ・1年次前期に開講 2
共通教養科目 コア履修 ・地域コア科目群3分野の中から2分野 各1科目(選択必修)※3 4 16
均等履修 ・教養教育科目群の「人間理解・言語コミュニケーション分野」と「歴史・文化理解分野」から2科目,「社会経済分野」と「科学技術分野」から2科目(但し,「社会経済分野」の『日本国憲法』を含むこと) (選択必修)※4 8
自由選択履修 ・地域コア科目群,教養教育科目群,教養専門教育科目群,及び国際地域学部開講の第二外国語から履修 (選択必修)※5 4

工学部(計28単位)

入門科目 大学教育入門セミナー(必修) ・1年次前期に開講 2 2
 基礎教育科目 外国語科目 英語Ⅰ~Ⅵ(必修)各科目1単位 ※1 ・1年次前期(英語Ⅰ,Ⅱ)・後期(英語Ⅲ,Ⅳ),2年次前期(英語Ⅴ)後期(英語Ⅵ)開講 6 8
情報処理基礎科目         情報処理基礎(必修) ・1年次前期に開講 2
共通教養科目 コア履修 ・地域コア科目群3分野の中から2分野 各1科目(選択必修)※3     さらに「持続可能な社会・環境づくり分野」の【科学技術と倫理】(必修)  6 18
均等履修 ・教養教育科目群の「人間理解・言語コミュニケーション分野」と「歴史・文化理解分野」から2科目,「社会経済分野」と「科学技術分野」から2科目(選択必修) ※4 8
自由選択履修 ・地域コア科目群,教養教育科目群,教養専門教育科目群,及び国際地域学部開講の第二外国語から履修 (選択必修)※5 4

国際地域学部(計28単位)

入門科目 大学教育入門セミナー(必修) ・1年次前期に開講 2 2
 基礎教育科目 外国語科目

英語Ⅰ~Ⅳ(必修)   各科目1単位※1

・1年次前期(英語Ⅰ~Ⅳ)に開講 4 10
第二外国語科目  各科目1単位

・ドイツ語・フランス語・中国語Ⅰ~Ⅳ・日本語A~H(留学生対象)から1科目を選択(選択必修)

・2年次前期第1クォータ(第二外国語Ⅰ),第2クォータ(第二外国語Ⅱ)・後期第3クォータ(第二外国語Ⅲ),第4クォータ(第二外国語Ⅳ)に開講

4※2
情報処理基礎科目   情報処理基礎(必修) ・1年次前期に開講 2
共通教養科目 コア履修 ・地域コア科目群3分野の中から2分野 各1科目(選択必修)※3 4 16
均等履修 ・教養教育科目群の「人間理解・言語コミュニケーション分野」と「歴史・文化理解分野」から2科目,「社会経済分野」と「科学技術分野」から2科目(選択必修)※4 8
自由選択履修 ・地域コア科目群,教養教育科目群,教養専門教育科目群から2科目(選択必修) ※5 4

※1 工学部及び国際地域学部の外国人留学生は,入学時の日本語プレースメントテストの結果により,外国語科目として日本語の履修が必要となることがある。

※2 国際地域学部の第二外国語科目(日本語以外)は,1科目週2回開講のクォータ制で実施する。

※3 コア履修は,3分野の中から2分野を選択し,各分野で1科目以上選択必修(2科目4単位)。なお,工学部はこれとは別に「持続可能な社会・環境づくり分野」の『科学技術と倫理』を必修科目とする。

※4 均等履修は,「人間理解・言語コミュニケーション分野」と「歴史・文化理解分野」の内から2科目4単位,並びに「社会経済分野」と「科学技術分野」の内から2科目4単位を選択必修。なお,教育学部は「社会経済分野」の『日本国憲法』を必修科目とする。

※5 コア履修及び均等履修の他に,自由選択履修として地域コア科目群,教養教育科目群並びに教養専門教育科目群から各学部の共通教養科目要件単位数に達するまで履修。また,教育学部と工学部は第二外国語を自由選択履修に含めることができる。

学習目標・教育目標

入門科目の学習目標

科目 学習目標
大学教育入門セミナー

本授業の目的は新入生を対象に,豊かな人間性と専門性を兼ね備えた社会人へと成長するための高い意識と覚悟を持って,大学生活をスタートさせるための手がかりを得ることを目的とする。そのための,
1)心身共に健康で有意義に学生生活を送るために必要な社会的判断力・知識の習得。
2)自律的に学ぶことの重要性の認識・理解と,その実践態度を会得するための手がかりを得る。
3)共通教育と専門教育の意義・役割の理解。
4)将来に向けたキャリアデザインの重要性の自覚と,学修を通じた自己成長・自己育成の重要性の認識。

基礎教育科目の学習目標

科目 学習目標
保健体育科目

保健体育科目は,各種身体運動の実践を通して,スポーツや運動に関する技能や知識,並びにコミュニケーション能力を身につけることによって,健康で明るい学生生活,ひいては生涯を通じた健康生活の基礎を築くことを目標とする。

科目 学習目標
情報処理基礎科目

大学における講義や実験・実習などを受講したり,研究を進めたりする上で必須となるコンピュータや情報ネットワークを正しく活用するための基礎知識と情報処理技術を修得し,高度情報化社会で必要とされる情報活用能力を養うことを目標とする。学生は以下の項目を学習し,修得することを目標とする。
(1)コンピュータの基本的な使用方法
(2)電子メールやオフィスソフトの使用方法と留意点
(3)情報モラルと情報セキュリティ
(4)所属するコースや学科等で必要となる情報処理技術

(数理・データサイエンス入門)

今後のデジタル社会において,数理・データサイエンス・AI を日常の生活,仕事
等の場で使いこなすことができる基礎的素養を主体的に身に付けるとともに,数
理・データサイエンス・AI に関する事項を扱う際には,人間中心の適切な判断が
でき,不安なく自らの意志でAI 等の恩恵を享受し,これらを説明し,活用でき
るようになることを目標とする。

学生は以下の項目を学習し,修得することを目標とする。
1) なぜ,数理・データサイエンス・AI を学ぶのか,理解すること
2)社会でどのように活用され,新たな価値を生んでいるのか,理解すること
3) AI の得意なところ,苦手なところを理解し,人間中心の適切な判断が出来
ること
4)社会における実データ,実課題を適切に読み解き,判断できること

科目 学習目標
英語

高校までの英語学習の成果をさらに発展させ,英語コミュニケーション能力を高める。

  • 英語をグローバルコミュニケーションの手段として捉え,リスニングとスピーキングを統合した実践な英語力を身につける。
  • リーディングに求められる知識とスキルを身につける。
  • 簡単なプレゼンテーションができるようにライティングの基礎を学ぶ。
  • 自律的英語学習を習慣づけて,自主的に英語を使うよう意識する。
ドイツ語

ドイツ語を初歩から学び,読む,書く,聞く,話す能力を総合的に身につける。

  • 「ドイツ語Ⅰ,Ⅱ」では,初級文法を学びながら,会話や読解の基礎を修得する。
  • 「ドイツ語Ⅲ,Ⅳ」では,「ドイツ語Ⅰ,Ⅱ」の内容を補いつつ,より実践的に学び,とりわけコミュニケーション能力の向上を目指す。
フランス語

フランス語圏の言語や文化を理解するために必要なフランス語の基礎的な能力を身につける。

  • 「フランス語Ⅰ,Ⅱ」では,発音と綴り字の関係と初級文法を中心に「読む・書く・聞く・話す」ための総合的なフランス語の基礎力を養う。
  • 「フランス語Ⅲ,Ⅳ」では,「フランス語Ⅰ,Ⅱ」の内容を補いつつ,より実践的なフランス語の基礎力を養う。
中国語

中国語によるコミュニケーションに必要な中国語基礎力を身につける。

  • 「中国語Ⅰ,Ⅱ」では,発音の習得を中心に基礎的な文法事項や語彙,口頭によるコミュニケーションの基礎を修得する。
  • 「中国語Ⅲ,Ⅳ」では,「中国語Ⅰ,Ⅱ」を基礎に,さらに多様なコミュニケーション表現の基礎を学ぶとともに,書面による中国語の読解・表現力の基礎も養い,「話す,聞く,読む,書く」という総合的な中国語の基礎力を身につける。
日本語

学部に所属する留学生及び日本語を母語としない学生を対象とし,大学生活で必要とされる日本語能力を,「読む」「書く」「聞く」「話す」4技能についてバランス良く伸ばすことを目標とする。さらに,それらの学習を通して,日本についての理解を深める。

  • 「日本語A〜D」(中上級)では,これまでに学習した文型・表現を基礎として,日本語による円滑なコミュニケーションができるようになることを目指す。同時に,大学生に求められるアカデミックな日本語に対する意識を高め,その運用力を養う。
  • 「日本語E〜H」(上級)では,アカデミックな日本語の運用力を高めることにさらに重点をおき,研究活動において求められる日本語能力を養う。

共通教養科目の学習目標

地域コア科目群
地域の知の拠点として地域に貢献することを使命とする福井大学において,地域産業の持続的な発展や産業イノベーションについて学ぶ「ものづくり・産業振興・技術経営分野」,持続可能な環境や地域づくりについて学ぶ「持続可能な社会・環境づくり分野」,エネルギーの総合的開発と防災・危機管理について学ぶ「原子力・エネルギー分野」の諸科目を履修することにより,地域社会の諸課題に対処できる実践力を有するとともに,地域の創造と発展に貢献し,地域のひとづくり,まちづくりに中心的な役割を果たせる人材へと成長していくための知識を修得する。
教養教育科目群
以下の4分野の科目群を履修することにより,特定の専門分野に偏ることなく,広く学問の知識や方法を学ぶことによって,普遍的な学究態度を養うとともに,経済・社会のグローバル化が進行する現代において,地域の課題を通して地球規模の課題と向き合うことのできる総合的な判断力を持つ良識ある社会人となるための教養を身につける。
人間理解・言語
コミュニケーション分野
社会における人間の思想形成の在り方,心理的・身体的発達や本質的な特性,言語コミュニケーションの在り方について広い視野から学ぶことによって,知・徳・体・言語に関して,思想,心理,身体,言語等の多様な視点から「人間」の特性や在り方について学習する。
歴史・文化理解分野 日本及び世界における歴史・文化のさまざまな様相について幅広い視点から学ぶことによって,時代,民俗,地域,個人等のアイデンティティと歴史・文化とを関連づける視点を身につけ,人々が生きるうえでの歴史・文化の重要性と意義について理解するとともに,社会の様々な面でのグローバル化と多文化共生社会の発展に対応できる豊かな感受性を養う。
社会経済分野 グローバル化や技術の進歩による人,物,情報の量的質的交流と相互的影響の拡大,少子高齢化に象徴される人口構造の変化,それらに伴う国・地域・家族の在り方の変化等,現代社会において我々を取り巻く諸問題について,社会科学の知見に基づく多様な視点から学習することにり,それらの諸問題に対する関心と理解を深めるとともに,幅広い知識の獲得と批判的かつ論理的思考力を養う。
科学技術分野 現代社会において,我々は多様な科学的な技術や文明を享受している。しかしながら,それらの根本原理やそれらが現在および未来の社会に与える影響について,十分な理解と思索ができていないことも往々にして在る。これらの点について,広い視点から関心を持ち,各自の視点で考えていく力を養成する。