共通教育とは

共通教育とは

 「共通教育」は,諸君が広く学問の知識や方法を学び,グローバル化した社会や知識基盤社会に対応できる総合的な判断力と行動力を有し,地域社会の発展に貢献できる人間性豊かな社会人となるための「教養」を身につけるとともに,円滑なコミュニケーションの基盤となる高い語学力及び専門科目の履修に必要な知識等を修得することを目標として設けられた教育課程です。

共通教育の理念

 共通教育は,大学の目的及び理念に基づいて,学生に広く学問の知識や方法を修得させることによって,グローバル化した社会や知識基盤社会に対応できる総合的な判断力と行動力を有し,地域社会の発展に貢献できる人間性豊かな社会人となるための「教養」を身につけさせるとともに,円滑なコミュニケーションの基盤となる高い語学力及び専門科目の履修に必要な知識等を修得させることを目標とする。

 

共通教育の教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

 共通教育は,大学の目的及び理念に基づいて,学生に広く学問の知識や方法を修得させることによって,グローバル化した社会や知識基盤社会に対応できる総合的な判断力と行動力を有し,地域社会の発展に貢献できる人間性豊かな社会人となるための「教養」を身につけさせるとともに,円滑なコミュニケーションの基盤となる高い語学力及び専門科目の履修に必要な知識等を修得させることを目標とする。 この目標を達成するために,以下の方針にしたがって,教育課程の編成,実施及び学修成果の評価を行う。

【教育課程編成方針】

 共通教育の目標を達成するために,その教育課程は,大学における勉学の円滑な開始,本学の目的の一つである地域貢献の意義の理解,広い視野を持てる基礎的知識の獲得,実践的課題に取り組む能力の育成を骨子として,以下のような編成とする。

  1. 高校生活から大学生活への円滑な移行を促し,自立的な修学態度の確立を支援するために,「入門科目」を1年次前期に設ける。
  2. 大学教育の早い段階で身につけておくべき能力や社会人に求められる基礎的な能力を涵養するために,各学部における教育の特性に応じた形で「基礎教育科目」を設ける。
  3. 現代的に編成された教養教育を実現するために,「地域コア科目群」と「教養教育科目群」並びに「教養専門教育科目群」によって構成される「共通教養科目」を設ける。
  4. 「地域コア科目群」は,各学部における地域に資する人材育成のための入門・基礎的科目として,地域の諸課題に対する認識と関心を育成する目的のもとに,「ものづくり・産業振興・技術経営分野」「持続可能な社会・環境づくり分野」「原子力・エネルギー分野」の3分野によって構成する。
  5. 「教養教育科目群」は,従来の人文科学,社会科学,自然科学という区分を越え,現代社会の複合的・学際的諸問題や科学技術リテラシーを幅広く学修させるという目的のもとに,「人間理解・言語コミュニケーション分野」「歴史・文化理解分野」「社会経済分野」「科学技術分野」の4分野によって構成する。
  6. 「教養専門教育科目群」は,各学部や学科で開講されている初年次および2年次の専門教育科目の一部を,他学部,他学科の学生に対し,所属の垣根を越えて履修できるように開放する科目である。自分の専門とは異なる分野の専門科目にも関心を高め,より広い視野で見聞を深め,身につけることができるだけでなく,自分の専門分野の位置づけを自覚し,より深く学ぶことができるよう,「教育学分野」「工学分野」「国際地域学分野」の3分野によって構成する。

【教育課程実施方針(教育・学習方法に関する方針)】

  1. 教育効果を高めるため,授業はその内容や目的に応じて,講義,演習,実習,プレゼンテーションあるいはこれらを組み合わせた形態で実施する。
  2. アクティブラーニング形式での授業を積極的に行い,教室でのグループワーク,インターンシップを含む学外での活動等を通じて,能動的に課題に取り組む態度と社会における実践的な課題解決能力を育成する。
  3. すべての授業において,授業の到達目標,授業内容・授業方法,授業の事前事後学習,成績評価方法等を記載した詳細なシラバスを作成し,科目ナンバリング等によって学生が系統的に自らの能力に応じて授業を履修できる体制を整える。

【学習成果評価方針】

  1. 成績評価については,「福井大学における多面的かつ厳格な成績評価のガイドライン」に沿って,科目ごとに適した多様な方法によって学修目標到達度を評価する。各科目の到達目標と具体的な評価方法はシラバスに記載する。
  2. 各科目の成績は秀,優,良,可,不可の5段階あるいはA+~Fの13段階の評語で評価し, 目標到達度を考慮した判断基準については履修の手引きに記載する。